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食事中は水を飲まない方がいいのは嘘!科学的根拠で徹底解説

日本では飲食店に行くと大抵お冷が提供されますが、自宅で食事をするときには食事とともに水分を補給していますか?

「食事中に水を飲むと、胃液が薄まるからよくない」と一部の美容・健康情報誌などでいわれていますが、どうにも嘘か本当かわからずエセ科学のように思われますよね。

結論から言うと、「食事中の水分補給は避けるべき」という主張には科学的根拠はなく、食事中に水を飲むことは常識的な量である限り特に問題はないとされています。

今回は、食事中に水を飲まない方がいいのか?という疑問を実際の実験結果を踏まえ科学的に徹底解説していきます。

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この記事を読むと分かること

  • 食事中の水分補給は常識的な量であれば問題なし
  • 食事中の水分補給が健康や美容の手助けになる!

食事中は水を飲まない方がいいという噂は嘘!

実験で食事中に水を飲んでも問題ないことが証明されている

食事中に水を飲まない

「食事中に水を飲むべきではない」という主張に科学的根拠が無いからといって、その逆の主張が完璧に正しいというわけではありませんよね。

そこで注目すべきは、2008年に実施された二つの実験です。

これらの実験はどちらも水分補給と胃液の濃度などに関する実験であり、先ほど挙げた「食事中に水分補給するべきではない」との主張を否定する実験となっています。

二つの実験のうち一つは「胃液のpHに関する実験」で、もう一つは「手術前の水分補給に関する実験」です。

第一の実験に対し、第二の実験の意図が若干掴めないようにも思えますが、第二の実験では胃液の量や濃度とさらに水分補給が水以外のジュースなどによるものでも結果が変わらないのか?という実験を行っています。

実験①:胃のpHに関する研究

  • 実験内容
    健康な男性6人が200ml(コップ一杯程度)の水を摂取
  • 実験結果
    一分後に胃のpH値が4上昇し(胃液が薄くなった)、その状態が三分間継続された
“Water increased gastric pH >4 in 10/12 subjects after 1 min.
“Gastric pH >4 lasted for 3 min after water and for 12 min after antacids引用:A Glass of Water Immediately Increases Gastric pH in Healthy

この実験からは、水を飲むと胃液が薄まるものの3分後には元の濃度にまで戻ることがわかります。

「食事中の水分補給は控えるべき」という話は胃液が薄くなってしまうから、という理由によって説明されることも多いようですが、この実験結果を踏まえると3分後にはもとの濃度に戻るため、食事中に水を飲んでも問題ないことが分かると思います。

実験②:手術前の水分補給と胃の変化に関する研究

  • 実験内容
    手術二時間前に水、リンゴジュース、ブラックコーヒー、炭酸飲料を300ml摂取
  • 実験結果
    胃液の量やpH値に変動はなし

“Drinking 300 mL of clear fluid two hours before surgery has no effect on gastric fluid volume and pH in fasting and non-fasting obese patients.引用:Drinking 300 mL of clear fluid two hours beforesurgery has no effect on gastric fluid volume andpH in fasting and non-fasting obese patients

食事中に水を飲んでも胃液への影響はない

この実験からは、①手術の2時間前であっても水分補給によって胃液の量や濃さに影響はないということ、②水分補給が水以外のものによってもその結果に変わりはないということが判明しています。

そもそも食事中の水分補給を避けることを徹底すると、味噌汁であるとかスープなども食事中に飲めなくなってしまいますよね?

実験結果の通り、水やジュース、コーヒーによる水分補給でも胃液の量や濃度に変化はないことから、食事中に水やジュース、コーヒーなどの水分摂取をしても一切問題がないということがわかります。

食事中は水を飲まない方がいい噂の初出はアメリカのライター

食事中に水を飲むべきではないという話はアメリカのライター、サラ・ノバークが2011年に書いた「食事の時に水分をとるのはお止めなさい、本当に」という文章が初出ではないか、と言われています。

しかしこの文章には科学的な根拠はなくあくまで個人の見解であるため、食事中に水を飲まないようにした方が健康の保持増進が期待できるといったことはありません。

美容・健康を維持するならむしろ食事中に水分を飲むべき!

食事中は水を飲まない

健康や美容のために水を一日に2L飲むとよい」と耳にしたことはありませんか?

この美容情報はよくモデルやアイドルが実践しているとのことでマネする方も多いようですが、過剰に摂取しすぎない程度であれば、確かに水を多めに摂取することは健康や美容に良いと言えます。

食事中に水を適切量摂取するメリット

水は適切なタイミングで適切な量を飲むことで、健康や美容効に良い果を期待することができます。

水を飲んで得られる効果

  • 血圧の低下
  • 体温上昇・低下の抑制
  • 腎機能の低下抑制
  • 血中老廃物の希釈
  • 水分補給によって新陳代謝が上がる

ここで紹介している「水分補給で得られる美容・健康効果」はあくまで一部であり、起床後や就寝前などのタイミングなどに水分補給することで他にもいくつかの効果が期待できます。

1回の食事でコップ1杯の水分補給がおすすめ

健康・美容法として紹介した毎日2L程度の水を飲む、いわゆる「水ダイエット」ですが、人によってはを成功させるのは困難ではないでしょうか?

毎日水を大量に飲むとなると、習慣になるまではとてもつらいことが予想されますよね。

それならいっそ、少しでも2L飲む手助けとなるように、毎食ごとにコップ一杯程度の水を飲むのはどうでしょうか?

コップ一杯はサイズによりますがおおよそ220ml、これが一日3食となると単純計算で660mlとなり、また食事に含まれる水分も相まって1L近くの水分補給ができるでしょう。

食事中の水分補給は卓上ウォーターサーバーがおすすめ

卓上ウォーターサーバーであれば、食卓にも置ける小型タイプのものもあるので、手軽に水分補給をすることができます。

ウォーターサーバーならいつでもお湯が使えますし、水道水よりも美味しい天然水を飲めるものもあるので、気になる方はぜひ下記の記事もチェックしてみてくださいね!

食事中に水を飲むときの2つの注意点

食事中 水 注意点

ここまで、食事中に水を飲むことの是非やなどをご紹介してきました。

結論、食事中に水を飲むことは健康上問題はありませんが、最後に食事中に水を飲むときの2つの注意点を解説していきます。

食事中に水を飲むときの2つの注意点

  1. 食事中に大量の水分補給はしないようにする
  2. 食事を噛まずに水で流し込むのは控える

食事中に大量の水分補給はしない

食事中に水を飲むことは健康上でも問題ありませんが、あまりにも大量の水分を摂取することは控えるようにしてください。

やはり一度に大量の水分を摂取してしまうと胃腸に大きな負担がかかり、食べたものの消化に大きな支障をきたしてしまう可能性があります。

体が一度に摂取できる水分量は250ml程度とも言われているので、食事中の水分量の目安としてコップ1杯までにしておきましょう。

食事を噛まずに水で流し込むのは控える

食事中に水を飲んでも問題ないからと言って、食べたものをあまり噛まずに水で流し込むのは控えましょう

咀嚼回数が少ないと食べた食べ物がそのままの形で胃に運ばれ、消化にも悪い影響があるだけでなく、栄養分もしっかりと吸収することができなくなってしまいます

しっかりと咀嚼することで唾液の分泌も促進され、活性酸素を抑制することも可能なので、より健康に良い効果を得ることが期待できます。

食事中は水を飲まない方がいいのは嘘のまとめ

今回は、食事中に水を飲まない方がいいのか?という疑問を実験結果を踏まえ、科学的根拠をもとに徹底解説してきました。

食事中に水を飲まない方がいいと言っている方の根拠は胃液が薄まり、消化に悪影響があるという噂でしたが、実際はそれは嘘で特に影響がないことが証明されています。

食事中の水分補給は確かに胃液の濃度を薄めますが、数分もすれば元に戻るため影響はないといってもよいでしょう。

むしろ健康や美容のためにはある程度の量の水を飲むことが推奨されることから、食事中にコップ一杯程度の水分補給はむしろおすすめだと言い切れるかもしれませんね。

ちなみに水分補給であるからと水に限定するのではなくて、実験の結果からわかるように、どんな飲み物でも構いません。

とはいっても健康面・美容面の効果を重視するのであれば、お砂糖の多い飲み物は避けるようにしましょう。

本記事の作成における参照元

PICKUPウォーターサーバー