水に関するコラム

湧水とはどんな水?仕組み・原理やピロリ菌などの危険性を徹底解説

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湧水とは

「今さらだけど湧水ってどんな水なの?飲むと危険性はある?」

ウォーターサーバーやミネラルウォーターなどを、健康のために日々飲む水に気を使っている方は多いでしょう。

今回ご紹介するのは、地面から自然に湧き出る水である湧水です。昔から地域の人の生活と深い関わりがあった湧水ですが、そもそも一体どんな水なのでしょうか。

湧水の定義について簡単に言うと、湧水とは地表に噴出する地下水のことです。

この記事では、湧水が湧き出る仕組み・メカニズムや安全に飲めるのかどうか、どんな場合が危険で注意が必要なのか等について解説していきます。

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この記事を読むと分かること

  • 湧水は地下水が自然に湧き出た水のこと
  • 水質検査がされていない湧水をそのまま飲むのは危険
  • 湧水を飲む場合は雑菌を取り除くなどの対策が必要

湧水とはどんな水?

湧水とは

湧き水や清水など日本各地でいろいろな呼び方をされる湧水ですが、一体どのような水のことなのでしょうか。

ここでは湧水の定義について、詳しく見ていきましょう。

湧水とは地表に噴出する地下水のこと

地下水が何らかの要因で自然に地表に湧き出したものを湧水と呼びます。

山の岩肌から湧き出し滝になったり、泉を形成したり、鍾乳洞の中に湧き出したりする湧水もありますよね。

湧水は名水と称えられることも多く、パワースポットや観光地として有名となっており、中にはミネラルウォーターの原材料になるほど水質の良い湧き水もあります。

井戸水も湧水と同じで地下水がもとになっていますが、これは自然に湧き出ているのではなく人工的に掘り起こしたものがほとんどです。

また、河川はいくつもの湧水が集まり、一つの大きな安定した流れを形成するもののことを言います。

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井戸水 危険
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湧水ができる原理・仕組み・メカニズムを詳しく解説!

湧水 天然水 メカニズム

そもそも、湧水はどのような原理でできるのでしょうか。それを知るには湧水の元となる地下水ができるメカニズムまで、さかのぼって考える必要があります。

地下水は山間部に降った雨や雪が地表にしみ込み、それが地層を通過するたびにろ過されながら地面の中にたまった水のことです。

この地下水が地形などいくつかの要素が合わさり、自然に地表に出てくると湧水になります。

地下水は昨日降った雨がたまった水ではなく何十年もかけて形成されているため、湧き水は50年以上前に大地に降った水であるケースも少なくありません。

湧水は安心して飲める?危険性はない?

湧水 リスク

自然に湧き出る水ならそのまま飲んでも安全なのでは?と思うかもしれません。

確かにペットボトルで売られているミネラルウォーターや天然水も元をたどれば湧水と同じ地下水ですし、湧水を水源にした水道水もあります。

ただ市販の水は雑菌をろ過するなどして品質管理されており、もちろん水道水も安心して飲めるように水質検査がされています。

一方湧水の場合、見た目がきれいでも本当に飲める状態なのか見た目で判断することは難しいです。ここでは湧水をそのまま飲む危険についてご紹介していきます。

湧水をそのまま飲む危険性

  1. 水質検査がされていない湧水は健康を害するおそれがある
  2. エキノコックス・ピロリ菌などに感染するリスクがある

水質検査がされていない湧水は健康を害するおそれがある

湧水が観光名所になっていたり、湧き水を飲みに来る人が多かったりする場合は自主的に水質検査がされていることもありますが、基本的に湧水は自治体が行う水質検査の対象外となっています。

ただ水道水のように法律で定期的な水質検査が義務付けられているわけではないので、検査するかどうかはあくまでその自治体の裁量によりますし、例えば山の中で人知れず湧き出ている水などは検査対象になる方が珍しいでしょう。

どれだけ美しい自然の中で湧き出ていても、水はきれいに透き通っていても、有毒物質や雑菌が含まれていることは十分考えられます

検査して飲んでも安全と証明されてない湧水を自己判断で飲んでしまうと、健康を害する危険があるので十分注意してください。

エキノコックス・ピロリ菌などに感染するリスクがある

湧水で特に気をつけないといけないのが、エキノコックスとピロリ菌です。

エキノコックスはキツネに寄生する寄生虫の一種ですが、人間の体内に入ると肝臓などに重大なダメージをもたらすことがあります。湧水の周りにキツネの糞がある場合は、湧水がエキノコックスの卵や幼虫に汚染されている可能性があるので要注意です。

胃炎の原因になるピロリ菌は井戸水から感染することが多いとされており、湧水も井戸水も元は地下水で同じなので、湧水にピロリ菌がいても何ら不思議はありません。

ピロリ菌は抗生剤で治療できますが、長く放置していると胃がんの原因になることもあるため、不用意に湧水を飲んで感染するのは避けるようにしましょう。

飲むべきではない4つの「危険な湧水」

湧水 危険

ここまで湧水をそのまま飲む危険性をご紹介しましたが、中には寄生虫や菌よりももっと危険な湧水も存在しています。

湧水とは地面の中から湧き出ている水なので、その土地の土壌の質が水質にダイレクトに影響してしまい、湧水周辺の環境によっては水が有害物質に汚染されている危険があるため飲むのは避けた方がいいでしょう。

それではどういった場所にある湧水が特に危険なのか見ていきましょう。

飲むべきではない4つの危険な湧水

  1. 産業廃棄物が上流にある
  2. 家畜の飼育施設・農耕地が上流にある
  3. 鉱山に近い場所にある
  4. 温泉に近い場所にある

危険な湧水①:産業廃棄物が上流にある

近年山中などへの産業廃棄物の不法投棄が問題になっていますが、湧水の上流に産業廃棄物が置かれていた場合は水質に重大な影響を与えている可能性があります。

産業廃棄物にはPCBや水銀、鉱さいなど体内に入ると重篤な症状を引き起こす物質が含まれていることがあり、投棄されて時間が経つとこういった物質が産業廃棄物から土壌にしみ出します。

そして有害物質は当然産業廃棄物に汚染された土壌を通るので、湧水も汚染されることになるでしょう。

湧水の周りに産業廃棄物がなくても、上流にある場合はその地点より下流の水は汚染されていると考えて決して飲まないようにしてください。

危険な湧水②:家畜の飼育施設・農耕地が上流にある

意外に感じるかもしれませんが、湧水の上流に家畜の飼育施設や農耕地がある場合も要注意です。

家畜の糞に含まれる大腸菌や農薬などの薬剤が水の中に含まれているかもしれません。大腸菌はわたし達人間の体内にも存在しますが、種類によっては重度の下痢など食中毒のような症状を引き起こすものもあります。

農薬に関しては近年人体への影響が少ないものが使われるようになったとはいえ、大量の農薬に汚染された水をわざわざ飲みたいと思う方はいないのではないでしょうか。

家畜の飼育施設や農耕地についても湧水の周辺だけでなく、上流にある場合は水質汚染が進んでいると考える方がいいでしょう。

危険な湧水③:鉱山に近い場所にある

鉱山に近い場所にある湧水には、重金属や硫酸塩等人体に非常に有害な成分が含まれている可能性があります。

鉱山については、世界中で土壌汚染や水質汚染を引き起こし問題になった歴史からも、周りの土地や水質に大きな影響を及ぼすことがわかるでしょう。

鉱山が近くにある湧水には、鉛や亜鉛それにカドミウムなどの重金属が含まれている可能性があります。

鉛が過剰に体内に蓄積されると神経系や肝臓・脳などに重篤な症状が出ますし、カドミウムはイタイイタイ病という公害の原因になった物質として知られています。

また、硫酸塩が多く含まれる水は赤色に変色し触るのも危険なので、くれぐれも飲まないように気を付けてください。

危険な湧水④:温泉に近い場所にある

温泉は体によいイメージが強いですが、温泉水にはフッ素やヒ素などの成分が含まれている可能性があります。

もちろん入浴中に知らず知らずのうちに口に入る程度では人体に影響はありませんが、ヒ素はもちろん歯科治療で用いられるフッ素も大量に体内に入ると中毒症状を引き起こし、様々な健康被害をもたらします。

温泉の近くにある湧水には、温泉水から染み出したヒ素やフッ素が含まれる可能性が高く注意が必要です。

飲んですぐに異常が出るほどの濃度であることは少ないかもしれませんが、特にヒ素には発がん性もあるので、わざわざ飲まないに越したことはないでしょう。

自然の湧水を安全に飲む2つの方法

安全 湧水

飲むのは避けたい危険な4つの湧水について見てきましたが、もちろん湧水の中には飲用できるものもあります。

美しい自然の中に湧き出る澄んだ水を見つけたら、飲んでみたいと思うことももちろんあるでしょう。

ただやはり生でそのまま飲むのは避けるのが無難なので、ここでは湧水をできるだけ安全に飲む方法を紹介します。

自然の湧水を安全に飲む2つの方法

  1. 煮沸・ろ過をして雑菌・微生物を取り除いてから飲む
  2. 環境省ホームページで飲める湧水かどうかを確認する

煮沸・ろ過をして雑菌・微生物を取り除いてから飲む

湧水を安全に飲むには水に含まれる雑菌や微生物、小さなゴミなどの不純物をきれいに取り除く事が必要です。

雑菌を死滅させる一般的な方法は、煮沸することです。煮沸する際には水が煮立ったらすぐに火を止めるのではなく、最低5分は沸騰し続けるようにしましょう。

また、湧水の中の不純物を取り除くにはろ過も有効です。ろ過ときくと難しく感じるかもしれませんが、ろ過器はインターネットでも簡単に手に入ります。

ただ、煮沸とろ過を丁寧にしても雑菌や不純物を完全に取り除けるとは限りません。雑菌を体に入れるのが不安だという方や、わざわざ煮沸やろ過をするのは面倒という方は、汲み取った湧水ではなく市販の天然水を飲むのをおすすめします。

環境省ホームページで飲める湧水かどうかを確認する

環境省のホームページでは、各都道府県の代表的な湧水がまとめて紹介されています。

このページでは湧水の名前や所在地だけでなく、どのような保全活動がされているのかも記載されており、保全活動の一環として水質調査がされている湧水や水汲み場がある場合は比較的安全に飲めると判断できるでしょう。

ホームページでは代表的な湧水が都道府県別にまとめられているので、近くにある湧水やその状態を簡単に確認することができます。

どうしても自分で汲み取った湧き水を飲んでみたいと考えるなら、ぜひ環境省のホームページを参考にチェックしてみてくださいね。

≫環境省HPで地域別に湧水を確認する

湧水とはどんな水?仕組み・原理やピロリ菌などの危険性を徹底解説まとめ

今回の記事では、湧き水の発生メカニズムや原理、危険性などを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

きれいな湧水を見つけると思わず飲んでみたくなりますが、周りの環境によっては汚染されていて危険ですし、そうでなくても雑菌や不純物が含まれていることもあります。

飲む場合は煮沸やろ過で水をきれいにしてから飲むか、市販の天然水を利用するようにしてください。

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