「ウォーターサーバーを家に導入するか迷っているけれど、ペットボトルや水道水と比較したら高いんじゃないの?」と思う方多いと思います。
結論から申しあげますと、やはり金額面だけで比較するとウォーターサーバーは高いです。
それでも、世間でこれだけウォーターサーバーが求められているのには、値段以上にメリットが沢山あるからです!
ここでは、ウォーターサーバーとペットボトル、水道水のコスパを比較し、更にどっちを選ぶとどんなメリット・デメリットがあるのかなどご紹介していきます。
この記事を読むと分かること
- ウォーターサーバーとペットボトルと水道水を比較した時のコスパ
- ウォーターサーバーを選ぶメリット・デメリット
ウォーターサーバーとペットボトルと水道水を比較した時のコスパ
それでは早速ウォーターサーバーとペットボトルと水道水を比較した表を作りましたので、ご覧ください。
こちらの表では料金的なコストパフォーマンスが高いクリクラと、利便性重視のコスモウォーター、そしてペットボトルの水はスーパーでも必ずと言って良いほど見かけるサントリーの南アルプスの天然水で比較してみました。
24Lってどれくらいの量?
2人暮らしでウォーターサーバーを使用する場合、一般的には1ヵ月で24L程度使用すると言われています。
ただし、1人暮らしでも自炊が多く家でもコーヒーや紅茶などを良く飲む場合は、30L程消費される方もいらっしゃいます。
また、比較表の2社を含む多くのウォーターサーバーの会社では、1ヵ月の最低利用量として24Lはオーダーする必要があることが多いです。
比較表を見てみると、やはりペットボトルの水の方がウォーターサーバーに比べてコストパフォーマンスが高いですね。
1ヵ月辺りの使用料を南アルプスの天然水と比較すると、クリクラよりも1,550円、コスモウォーターよりも2,298円安くなることが分かりました。
ただし、注目して頂きたいのは、このサントリーの南アルプスの天然水のお水は2Lボトルを24本まとめ買いする時の料金で計算しているということです。
そのため、500mlペットボトルをコンビニで買い続けるような場合には、ウォーターサーバーの方がお得になることもあるでしょう。
金銭面でのコスパだけで見れば水道水圧勝
そして、気になる水道水の料金ですが、東京都水道局で調べたところ、1リットル当たりおおよそ0.1~0.2円です。
金銭面だけを考えると、水道水はウォーターサーバー・ペットボトルよりも圧倒的に優れています。
水道水は飲料だけでなくお風呂やトイレにも使用する日々の暮らしに欠かせないものですので、公共料金として国により料金が定められています。
本当のコスパとは値段だけではない!
単純に安さだけで考えるなら、水道水を飲み続けるのが一番安く済みますよね。
でも、本当の意味でコストパフォーマンスが良いものを選ぶのであれば、値段だけではなく運ぶ手間や労働力、冷水温水機能など便利な仕様を含めて検討すべきです。
ここからは、値段が高くてもウォーターサーバーが選ばれる理由と、買ってから後悔しない様に事前に知っておきたいデメリットをペットボトル、水道水と比較しながらご紹介していきます。
ウォーターサーバーが選ばれるコスパがいい理由
ここでは、ウォーターサーバーがペットボトルや水道に比べて高くても選ばれる、コスパが良くなる理由をご紹介していきます。
- 安心安全の美味しい水が気軽に飲める
- ペットボトルを持ち運ぶ手間が不要になる
- 冷水、温水がいつでも飲める
- 乳児のミルクづくりが楽ちんになる
- 金銭面だけ見るとウォーターサーバーのコスパは悪い
【コスパが良い理由①】安心安全の美味しい水が気軽に飲める
まずは何と言ってもウォーターサーバーは、「安心安全の美味しい水」が家でいつでも楽しめるという点でコスパが高いです!
水道水も厳しい水質基準をクリアしているものなので、安全なものにはなりますが、消毒や殺菌のために塩素(カルキ)を入れているため、薬品を入れていること自体や臭いが気になるという声も少なくありません。
小さなお子さんがいる家では、子どもに飲ませる水を薬品が入っていないものにしたいという理由から、ウォーターサーバーを始める方が多くなっています。
【コスパが良い理由②】ペットボトルを持ち運ぶ手間が不要になる
既にペットボトルの購入で飲食の水を賄っている方の多くを悩ましているのは、ペットボトルをスーパーから持って帰って来る手間や労力です。
その点、ウォーターサーバーは重い水を持ち運ぶ必要がなくコスパが高いと言えるでしょう。
先ほど紹介したように毎月24Lもの水を持ち運んでいるなんて結構な労働ですよね。実際、重いペットボトルを持ち運ぶ手間を省きたくてウォーターサーバーを始めたという方は多くいらっしゃいます。
ペットボトルは捨てるのも大変
ペットボトルを飲料用にしている方は、どんどんとペットボトルのゴミが溜まって来ると思います。ペットボトルの分別って曜日指定されていたり、キャップを外しておかなければいけなかったりちょっと面倒ですよね。
実はペットボトルは購入からゴミとして捨てるまでいくつもの工程が必要となり手間という意味でコスパはあまり良くありません。
一方、ウォーターサーバーは12Lごとに1ボトル交換するだけで済むので、捨てる場合も手間が12分の1になるという点でコスパが良いでしょう。
【コスパが良い理由③】冷水、温水がいつでも飲める
使用してみて最も手放せなくなる機能になると思うのは、冷水、温水がすぐに出る機能です。
我が家では毎日夜に温かい飲み物を食後に飲みますが、すぐに熱湯が出るのでお湯を沸かしている時間を待つ必要もありませんし、折角沸かしたお湯を無駄にすることもありません!
労力としても、無駄のなさとしてもコスパがいいと言いえるポイントです!
毎日、ウォーターサーバーからお湯を出すたびに便利さを実感しているので、もう手放す事はできないなと思っています。
夏は冷蔵庫の場所にゆとりが持てる
また、夏は何でも冷やしたくなり、ついつい冷蔵庫の場所が取り合いになりますよね。
もともとボトルのお茶など飲み物が冷蔵庫を占拠しがちですが、飲料水をペットボトルで購入されている場合は特に邪魔になってきませんか。
ウォーターサーバーがあれば、冷蔵庫の貴重なスペースを占拠したり、何度も何度も冷蔵庫の扉を開けることもなく、レバー1つで冷水を飲むことができます!
【コスパが良い理由④】乳児のミルクづくりが楽ちんになる
更に、赤ちゃんが生まれたばかりのお家では、粉ミルクを溶かすのに水道水だとカルキ抜きを行ったり、ミルク瓶を熱湯で消毒したりとお湯を使う事が多いですよね。
でも、慌ただしい中でお湯を温める手間や、ミルクを作ってからも冷めるまで待たなければいけないなどかなり面倒です。
しかし、もしウォーターサーバーがあれば、お湯は瞬時に出るのでボトルの消毒もミルクを溶かすのもあっという間です。
さらに、ウォーターサーバーの中には赤ちゃんのミルクに最適な70℃のお湯が出るサーバーもあるので、お湯を冷ます時間なしに時短でミルクをつくることもできます!
これは子育て世代には無くてはならないアイテムになるので、コスパも高いと言えますよね!
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【コスパが良い⑤】災害対策としても自然と水を備蓄できる
近年、ウォーターサーバーの新たな役割として注目されているのは、災害時の備蓄です。災害で水道管が壊れてしまった場合、水道水の復旧には1ヵ月程度掛かることがあります。
水道が9割復旧するまでの日数
- 阪神淡路大震災:37日
- 東日本大震災:24日
ちなみに、水は備蓄としては1人1日3L必要とされており、3日分即ち9Lあれば安心と言われています。つまり2人暮らしであれば18L、5人暮らしであれば45Lの備蓄があると安心です。
これだけの量の水を定期的に新しいものと入れ替えて常備しておくのは少し億劫ですよね。それもウォーターサーバーを置いていれば自然と一定量の水は家に確保されることになりますので、自然と水の備蓄ができるという訳です。
後悔しない!知っておきたいウォーターサーバーのデメリット
続いて、ウォーターサーバーを買ってから後悔しない様に、事前に知っておきたいデメリットもペットボトル・水道水と比較しながらご紹介していきます。
【デメリット①】金銭面だけ見るとウォーターサーバーのコスパは悪い
ウォーターサーバーは、はじめにご紹介した比較表からも分かる通り、金銭面ではペットボトルや水道水のコスパには負けてしまいます。
それぞれのブランドにより契約内容は異なりますが、ブランドに寄っては毎月ボトルの最低発注本数が決まっていたり、メンテナンス料、サーバーレンタル料が発生するところもあります。
そこで想定していたよりも固定費が掛かると後悔しない様に、しっかり契約内容を確認する必要があります。
契約前に確認したいポイント
- 最低発注本数が決まっているか。無理なく継続できる本数かどうか。
- サーバーレンタル料が発生しないか。
- メンテナンス料が発生しないか。
- 最低契約期間があるのか。
- 解約料が発生しないか。
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【デメリット②】ウォーターサーバーは設置場所が必要
ウォーターサーバーは、固定の置き場所が必要となるため、水道水に比べるとコスパが悪いと言えるでしょう。
様々な大きさのウォーターサーバーがありますが、ある程度の大きさがあるので、購入前に大きさをしっかり測り邪魔にならない場所があるのか確認する必要があります。
購入してから、まさか置けると思っていた場所に置けなかったとか、邪魔になったと思わなくて済むように気を付けましょう。
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【デメリット③】12Lのボトルの設置が大変なものも
ウォーターサーバーの盲点とも言えるのは、家の前までは配達業者さんが重い水を運んで来てくれるのですが、家の中では自分達で運ばなければいけないという点です。
特に、ボトルをウォーターサーバーの上部に逆さ向きに差し込まなければいけないものなどは、大変という声が多いです。
しかし、これもウォーターサーバーのブランドにより、足元で簡単に入れ替えることもできるので使い勝手がいいものを選ぶように意識しましょう!
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いかがでしたでしょうか。金額面だけで比較すると、ペットボトルや水道水よりもウォーターサーバーの方がコスパは悪くなってしまいます。
しかし、冷水、温水がいつでも飲めたり、自然と災害対策向けの備蓄ができたりとウォーターサーバーのコスパが高いなと感じられた方も多いと思います。
デメリットもありますが、事前に知っておくことでウォーターサーバーを買う前に、あなたにぴったりのウォーターサーバーを選ぶことができるでしょう。
もう少しウォーターサーバーのメリット・デメリットを詳しく知りたい方というは、ウォーターサーバーのメリット・デメリットは?選ぶときの4つの注意点も、ぜひ参考にしてみてくださいね!
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