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水道水は沸騰させると危険?安全に飲むなら中途半端な煮沸は逆効果

日本の水道水は世界レベルで見ても高い衛生状態であるとよく言われますが、実は多くの「危険物質」を含んでいます。

中でも厄介なのが「トリハロメタン」という有害物質で、沸騰させると急激に増加して危険であることが知られています。

今回はそんな「水道水に含まれている危険物質」を詳しく紹介しつつ、沸騰させると危険な理由、水道水を安全に飲むうえで守るべき沸騰時間などを解説していきます。

この記事を読むと分かること

  • 水道水を下手に沸騰させると危険な理由
  • 水道水を安全に飲むには最低でも10分以上煮沸が必須
  • 水道水を毎回沸騰させるのが面倒な場合の対処法

水道水は沸騰させると危険な理由を解説!

水道水イメージ 

水道水を沸騰させるとトリハロメタンが急激に増加する

結論から言うと、水道水を沸騰させると危険と言われているのは、温度が上昇するに従って発がん性や催奇形性を持つとされる有害物質のトリハロメタンが急激に増加するためです。

水道水がまずい原因とされる塩素は沸騰によって確かに飛ぶのですが、その代わりにトリハロメタンは中途半端な沸騰ではむしろ増加してしまうのです。

高度浄水処理を行っている自治体であれば水道水中のトリハロメタン含有量は少ないとされていますが、それでも沸騰させると3倍以上に増加するとも言われています。

トリハロメタンはヒトに対しても発がん性や催奇形性を持っているのではないかと疑われている。特に、水道水中から検出されたトリハロメタンについては濃度が高かったこともあり社会問題となった[1]。また、同じく水道水中からも検出され、トリハロメタンの代表ともされるクロロホルムに関しては肝障害や腎障害を引き起こすことが知られているなど、トリハロメタンの中には急性毒性を持った物質も含まれる。

引用元:トリハロメタン Wikipedia

トリハロメタンは発がん性物質であることからも、それが沸騰により大量に増加した水道水を飲むのが健康的とは言い難いです。

そのため、沸騰させた水道水は危険という通説につながっているのでしょう。

水道水はトリハロメタン以外にも危険とされる物質が多数含まれている

また、水道水にはトリハロメタンに限らず、複数の有害な成分が溶けこんでいるのも危険と言われる理由です。

水道水は高い衛生状態を維持するため、塩素以外にも様々な薬品を添加しており、中には極々微量とはいえ人体に危険を与えかねない成分も含まれています。

また、水道水を塩素消毒する際に「ブロモホルム」などの臭素化合物が副生成物として発生するケースもあり、気になる人が多いのも納得でしょう。

水道水に含まれる主な危険物質一覧

現在各家庭に給水されている水道水には、地域や家庭によって差はありますが塩素トリハロメタンなど、以下のような危険物質を含みます。

また、地域によっては原水が汚染されていたり、水道管の劣化によっては鉛、塩化ビニル、アスベスト等を含む可能性もあります。

水道水におおむね含まれる物質

  • 残留塩素
  • 総トリハロメタン
  • ジオキサン
  • ジクロロメタン
  • テトラクロロエチレン
  • クロロホルム
  • ブロモジクロロメタ
  • ブロモホルム
  • トリクロロエチレン
  • ベンゼン
  • ジクロロ酢酸
  • 臭素酸
  • トリクロロ酢酸
  • ホルムアルデビド

地域・古さによって含まれる可能性のある物質

  • 硫化アルミニウム
  • ポリ塩化アルミニウム
  • 鉄及びその化合物
  • アスベスト
  • 塩化ビニル
  • 農薬・殺虫剤

トリハロメタンのように沸騰させることで増加する物質は限られていますが、これだけの有害物質や薬品が含まれていると考えると、水道水が危険と感じる方が多いのも無理はないでしょう。

水道水の危険性は原水や水道管の材質にも依存している

水道水に含まれている危険物質は浄水場の性能はもちろん、原水のクリーンさや水道管の耐用年数に大きく依存します。

もともとの水が奇麗でなければ安全に飲めるように大量の薬品が必要ですし水道インフラの黎明期と現在の水道管では材質も違えば、健康に関する規定や技術力が違います

水道水に含まれるどの物質がどう危険なのか

残留塩素や鉄に関しては、においや着色の原因となることがなんとなくイメージできます。

しかし、それ以外の物質については具体的にどのような人体に対する影響があるのかわかりにくいですよね。

危険物質とその要因・症状

  • 硫化アルミニウム・ポリ塩化アルミニウム細かいゴミなどを取り除く効果
    過剰摂取で腎臓機能の障害やアルツハイマー型認知症の原因に
  • 総トリハロメタン原水を塩素消毒する際に発生する物質
    発がん性物質であり、流産や肝臓・腎臓の機能障害の原因に
  • 鉛・アスベスト・塩化ビニル水道管の材質
    鉛中毒(脳機能の障害、腎臓障害)の原因、アスベストには消化器系の影響と発がんの可能性、塩化ビニルには性機能への悪影響
  • 農薬・殺虫剤原水に含まれている可能性
    肝臓がん・子宮がんの原因
  • 病原・寄生虫
    「クリプトスポリジウム」のような塩素消毒では死滅しない寄生虫や、細菌などが水道水経由で広がる可能性

ただ、人体に悪影響を及ぼしかねないレベルで上記の「危険物質」が混ざっているケースは稀です。

万が一、人体に直ちに影響のあるレベルの有害物質が水道水に含まれていた場合は、その地域の水道の供給自体ストップするので過剰に怯える必要はありません。

【注意】「水道水=危険」と直結する訳ではない

あらかじめ前置きしておきますが、水道水に人体に影響を及ぼす物質が含まれているといってもその量は微少であり「すぐに健康に影響がある」というわけではありません。

強いて言うなら、中途半端に沸騰させた際に増加するトリハロメタンに関しては、やはり大量に摂取するのは望ましくないという感じでしょう。

そのため、有害物質が含まれているからといって、水道水に強い忌避感を抱く必要はないということは十分に承知しておいてください。

沸騰させた水道水を安全に飲む理想の沸騰時間

水道水 沸騰

理想は30分以上の煮沸

トリハロメタンを完全に飛ばして水道水を安全に飲むなら、理想の煮沸時間は30分です。

トリハロメタンの一つであるクロロホルムは、5分間程度の沸騰では減少するどころか2~3倍程度まで急激に増加します。

沸騰開始から30分~45分程度で限りなく0に近くなるので、安全に水道水を飲むのであれば面倒ですが30分の煮沸を行う必要があるでしょう。

最低でも10分の煮沸が必要

身体の安全を目的として水道水を沸騰させるのであれば、少なくとも10分以上沸騰状態を維持させておく必要があります。

10分以下の沸騰はむしろトリハロメタンを増加させてしまうので、むしろ沸騰させない方が安全に飲めるでしょう。

最近は水道水を鍋で沸騰させるのでなく、電気ポットやケトルを利用する方も少なくはありませんが、機種によっては煮沸時間が足りずむしろトリハロメタンを増加させてしまう危険性があるのであまりおすすめはできません。

安全を取るなら、電気ポットを最低でも5~6回は沸騰させる必要があるので、電気代の観点からみても優れている方法とは言い難いでしょう。

煮沸させた後の水道水はその日の内に飲み切らないと危険

10分以上沸騰させた水道水ですが、保存に役立つ塩素などが消失しているため、その日の内に飲みきらないと危険な点には注意が必要です。

沸騰してクリーンな状態になった水は塩素や薬品類が消失しているせいで、雑菌の繁殖に最適な場所となっているためです。

そのため、10分以上煮沸させた水道水は清潔な密閉容器に入れた上で冷蔵庫に保管し、なるべく早めに飲み切るようにしましょう。

健康に気を配るなら水道水は毎回沸騰、煮沸するべき?

水道水 浄水

面倒ですが、塩素やトリハロメタンのことを考えれば。可能であれば水道水を飲む場合は最低でも10分、できれば30分は沸騰させて有害物質を抜いてから飲んだ方が良いでしょう。

特に赤ちゃんや高齢者がいる家庭であったり、水道水がまずいとされている地域にお住まいの場合は、水道水をそのまま飲むことはおすすめできません

面倒ですが、美味しさや健康面のことを考えれば毎回水道水を沸騰させた方が良いでしょう。

沸騰させてもアルミニウムや鉛は除去されない

10分以上の沸騰で塩素やトリハロメタンが除去されることは説明した通りですが、一方でアルツハイマーの原因とされるアルミニウム、発がん性のある鉛に関しては沸騰では除去できません。

そのため、より安全を重視するのであれば、沸騰以外の方法で飲水を確保する方が良いでしょう。

水道水を毎回沸騰、煮沸させるのが面倒な場合の対処法

水道水は沸騰させた方が安全に飲めるとはいえ、中には毎日10分以上の沸騰をさせるのが面倒という方もいるでしょう。

そこで以下には水道水を沸騰させるのが面倒な方におすすめの対処法や、安全な水を飲む方法などを紹介していきます。

主に「水道に浄水器を取り付ける」「ミネラルウォーターを購入する」「ウォーターサーバーを導入する」の三択になりますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。

水道に浄水器を取り付ける

水道に浄水器をつけることで、塩素やトリハロメタン、その他の有害物質を除去してくれます。

沸騰させることなく水道水が安全に飲めるようになることからメジャーな解決方法であり、浄水器と一口に言っても蛇口に取り付ける、外に装置を設置する、ポット一体型など種類が豊富にあります。

浄水性能が低いものであれば家電量販店などで安価に販売しており、手軽に設置できる点が魅力的なのですが、定期的なフィルター洗浄・交換が必要なのがネックです。

そのフィルターが意外と高価で、8,000円くらいしたり、完全に安心して飲めるレベルの浄水性能を持った浄水器は40万~100万円程度するなど、費用面において後述するミネラルウォーターやウォーターサーバーに劣ります。

飲水を全てミネラルウォーターにする

飲水は全てミネラルウォーターに切り替えてしまう、というのも水道水を沸騰させるのが面倒な方にはおすすめです。

ミネラルウォーターは最近は1本80円程度の商品もあるので、洗濯や皿洗いに使う水は水道水のままにして、飲水のみミネラルウォーターにするのであれば浄水器を導入するより安価かつ、美味しさや品質も保証されているのがメリットです。

ただ購入したり家まで運ぶのが面倒であったり、どうしてもペットボトルゴミが大量に出てしまいますし、後述するウォーターサーバーよりもコストがかかってしまうのがネックでしょう。

天然水ウォーターサーバーを導入する

プレミアムウォーター

水道水を毎回沸騰させるのが面倒な方に最もおすすめなのが、ウォーターサーバーです。

最大の特徴は美味しい天然水を家まで配送してくれる点で、ペットボトルのように注文したり、重い思いをしながら家まで運ぶ必要がありません。

水代以外の本体代、送料、契約料は無料というメーカーが多く、塩素や薬品も一切使用していないので安全性も水道水とは比べ物になりません。

浄水器を導入するよりはるかに安価で、お湯を沸かさなくても24時間温水が使えるなど利便性にも優れているので、導入している家庭やお店が非常に増えています。

浄水型のウォーターサーバーを導入する

locca_月額料金や費用の目安

また、浄水型のウォーターサーバーを導入するというのもおすすめです。

代表的なのは「Locca」のような、水道水をタンクに入れることで、高性能フィルターで水道水から有害物質を除去してくれるウォーターサーバーです。

値段が非常に安価なのが特徴で、完全定額制で毎月2,680円~4,400円ほどの料金設定になっているメーカーが多く、フィルター代も無料なので20万の浄水器やペットボトルのミネラルウォーターより経済的なのも魅力になります。

濾過率はメーカーによりますが99%となっていることが多く、水道水を沸騰させることなく注ぐだけで大半の有害物質を除去して安全で美味しい水に生まれ変わらせてくれます。

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水道水は沸騰、煮沸させる危険性や安全に飲む沸騰時間まとめ

今回は水道水を沸騰させる危険性や、安全に飲むための煮沸時間などを紹介しました。

水道水の情報収集をしていると「危険な物質が含まれている」といった不安になるような記事がたくさん出てきますが、10分以上の煮沸で大半の水道水は安全に飲めるようになるでしょう。

一方で毎回水道水を沸騰させるのが面倒という方は浄水器やウォーターサーバー、ミネラルウォーターなどの導入を検討してみるのもおすすめです。

特にウォーターサーバーはコスパや美味しさ、安全性において非常に優れているので、この機会に利用を検討してみてもよいでしょう。

本記事の作成における参照元

PICKUPウォーターサーバー